話せば長くなりますが、
今から10年以上前、
我が家は特にお金に困る事も無く、平穏無事に暮らしていました。
嫁と子供1人と嫁の母の4人家族。
私は高校卒業して就職した電子部品製造会社に勤めていました。
2交替をしていましたし残業もとても多かったので、給料は30万弱
時には40万に手が届くこともあったかな
嫁は老人ホームに勤めていて
月の給料は17万程度でしたが、ボーナスが年3回あって賞与の面では私は負けていました
ある日帰宅すると嫁が洗濯物をたたみながら
健康診断の血液検査で肝機能の数値に異常があり
詳しく再検査したら C型肝炎ウイルスが検出されたと言う。
泣き崩れる嫁。
おそらく出産のときの輸血で感染したのだろう・・・。
C型肝炎とは簡単にいいますと、
何らかの理由でC型肝炎ウイルスが血液に進入(血液感染)
肝臓はウイルスを異物と判断し自らを攻撃
やがて肝臓はスカスカになり(肝硬変)→肝癌→死亡
過去に行われていた注射の使い回しや、ろくに検査されていない血液&血液製剤で
かなりの日本人が感染している国民病です。
嫁のC型肝炎がわかった当時は
ウイルスを減らす事は出来ても完全に無くす事は出来ないといわれました。
今では肝炎の最大の治療法インターフェロンの性能もよくなり
完治することもあるらしいです。
ただ、C型のウイルスは2タイプあって(直りやすいやつと直りにくいやつ)
嫁は直りにくい方でした
この頃は肝機能の数値は高いけど
インターフェロンを打つほどでもないと言う事で
数ヶ月に1度大学病院で検査しながら様子をみる事になります。