
もう意識は戻らないと伝えられ
それでもこのまま治療を続けるか
人工呼吸器を外すか
2つの選択をせまられた
身内達は私の考えに従うと言ってくれた
悩んだ
決められん・・・
そして15時が過ぎた頃、先生から話が
非常に危険な状態です
あと数時間しか持たないかも知れない
ICUを開放するからしっかり会ってあげてください・・・と
もうこれまでなのか・・・
身内達に伝える
義理の姉が
私に酷な選択をさせないようにしてくれたんじゃな
と、泣きながら言ってくれた
眠っているお母さんに会いに行く
これからなのに・・・
お金にもちょっと余裕がでてきて
これから色々と楽しいことが待ってるのに
眼を覚まさんかな・・・
お母さんは静かに眠っている
時間だけが過ぎてゆく
もう23時をまわった
お母さんのお友達も来てくれた
みんなお母さんの周りにいるよ
深夜0時をまわった
後数時間と言われていたが1日乗り越えたな
しかし心拍は弱くなっている
どんどん数値が小さくなる
お母さんの手をにぎる
とても冷たい
私は両手でお母さんの手を暖めた
ついに心拍が 0 になった
お母さん!頑張れ!
手を強くにぎる
すると再び数値を刻み始めた
良かった~
しかし、しばらくするとまた0に
お母さん!
みんなも一斉に声をかける
するとまた心拍が上がりだす
それを何度も何度も繰り返した
そして深夜1時が過ぎた頃
ついに心拍が0のままになってしまった
お母さん!
もう数値を刻むことは無かった
2015年7月21日 1時7分 永眠
お母さんの実母が亡くなった日と同じ7月21日だった
お母さんの最後に、みんな泣き崩れている
私ももちろん泣いていた
よう頑張ったな!お母さん!
ごめんな
なぜだか
お母さんに申し訳なくて申し訳なくて仕方ない自分が居た